「あぁ…。今日もほんと――。」
「かったりぃ~。」
「どうしたのさ? いえろ。」
「いや~。なんかイライラする。」
「イライラするの語源はね……。」
「Shut Up!!」
「Uhhh... Sorry...」
「お、出たな。妖怪ミドリ!」
「ぐりりんだぃよ。」
どうしたの!? ぐりりん!? ひどいツラしてるよ??」
「じ、じつは、昨日また恐い夢を見てしまって……。」
「あ、ブルじいだ。」
「おぉ…。おはよう、みんな。」
「あ、ブルじいもまさか?」
「ちょっと昨日、悪い夢を見てしまってのう……。」
「なるほど……。この展開からすると、今日のテーマは夢占いだぁね!!」
「またあのハゲおやじが出てきて、2~3個占って今週は終わりだ。」
「なんで先にしゃべってまうねんな!!」
「あ、出た!! ハゲおやじ。」
「誰がハゲおやじやなっ! ハゲは認めてもおやじやないわ!! 」
「おぉっ。鉄板、鉄板。」
「やめぇ。」
「ぼうや、どうしたんや?」
「じつは……、悪い夢を見てしまったみたいで……。」
「よし、あたいが夢占いしたるで~。」
「やっぱりな。」
「やっぱりなとか、言うな~~!!」
「しかし、ひっさしぶりやな~夢占い。で、どんな夢を見たんや。」
「はぃ……。昨日の夢は……、」
「舞台は学校でした。
誰もいない、恐いほど何も聞こえない放課後……。」
「窓ぎわの方に……。」
「はげが待っていて……。」
『ぐりりん。はい。ぼくのチェリーあげる。』
「と言って、サクランボをくれました。」
「すると、今度は……。」
「神様が入ってきて、」
『ソドムのリンゴだ。喰らうがよい。』
「と言っておいてからの……」
『好きなんだけど~♪』
「と、西郷輝彦チックな告白をされたんです。」
『僕も恋しちゃったんだ。』
「まさに悪夢でした。」
「占ってもらえませんか?」
「おっしゃー。解説したるで。」
「まず、学校。」
「きみが学生なら、学校に対する思いそのまま。
きみが社会人であれば、楽しい昔を懐かしむ気持ちの表れや。 」
「はい次。ハゲ。」
「ハゲは、心身ともに不調で意欲に欠けそやな。
思わぬアクシデントなど不運に見舞われる恐れがありまんな。」
「念のため健康面にも注意した方がええわ。
毛が生える夢なら、逆に物事の好転やで。」
「サクランボ。」
サクランボは、愛されたいっていう気持ちの表れや。
恋愛運が上昇すんねん。」
「恋人や親しい人と順調な交際が期待できるで~。
フリーの人なら新しい恋の予感やでぇ~。がんばりや~。」
「神様。」
「神様に会うたら、助けを求めていたり、祈りたくなるようなことがある証拠や。 」
「自分の力では解決できない悩み、問題、報われない願望、欲求、どうしようもないモヤモヤあらへんか~?
罪悪感や後悔の気持ちから抜け出したいというとか。」
「でもな、運勢的には上昇の証やさかい、これからいい方向に進みそうでんな。」
「リンゴ。
リンゴも、幸運のしるしや。
願い事が叶ったり、愛情面で満たされたり運気上昇! 」
「ちなみに、腐ってたり、渋いりんごの夢なら、愛情面の不運の予感や。男女間のトラブルや失敗などに注意やなぁ。
」
「告白される。」
夢で告白されたときは、願望、異性や恋愛への興味の表れや。 」
「好きな人や誰かからのアプローチを期待していたり、
いい恋愛に憧れてるんとちゃうか?
ただし、よからぬ方へ流されないように
安易で軽率な行動は慎みましょう。」
「はい、診断料2万円なり~。」
「ひぃぃっ!!」
「やっぱり。」
「やっぱりとか、言うなや(笑)」
「よっ。鉄板!!」
「ついでにワシも占ってもらおうかのぅ…。」
「おう、ブルータスはん。ええで、ええで。」
「昨日……」
「夢の中でワシは、勤めてきた会社をリストラされ、途方に暮れておった…。」
「そんなとき、一匹の捨て犬に出会ったんじゃ…。」
「気がつけば、ワシはその子を抱き上げ、家に連れて帰ったのじゃ…。」
「それから、ワシは幸せな毎日を過ごしたんじゃ…。すべてはこの子のおかげじゃ。」
「しかし、成長するにつれ、かわいかったころの面影はなくなり、ついには、飼い主のワシを喰らおうとしおった…。」
「そして、病室のべッドで目が覚めたのじゃ…。」
「この夢にはどんなメッセージがあるのじゃろうか?」
「おっしゃ。まかせときなはれ。解説すんで。」
「まず、リストラ。
リストラは、自分に自信が無い証拠や。
自分の嫌な部分ばかりが気になっているのかもしれへんなぁ……。」
「このまんまやと運気は下降気味。
仕事意欲が欠けへんように、ポジティブシンキングやで。」
「子犬。
子犬は、愛に飢えてる証拠や。信頼できる友達や仲間を求めてるんかもな。
ちなみに、犬に噛まれる夢は、周囲の人に不安を抱えている証拠や。第18話のおさらい。」
「怪物
怪物は、第18話のおさらいになってまうけど。
不安や恐れなどが、怪獣の姿になって表れたりすんねん。怪獣に立ち向かっていく夢なら、不安を解消していこうという前向きな気持ちを表すんや。」
「入院。
きみは『誰かに甘えたい』『もっとかまってほしい』など、
愛に飢えてたり、寂しさを感じてるはずや。」
「人間関係でうまくいってない可能性ありやで。
でも、夢で誰かがお見舞いに来てくれたなら、運気上昇や。
これからいい方向に向かうで。」
「そうか。聞いてスッキリしたぞい。感謝いたします。」
「まいどまいど。」
「じゃ、2人も元気になったし、遊びに行こうよ~!!」
「わーい。わーい。」
「おい。診断料4万円なり~!!」
「ぐりりんちゃ~~~ん!! ぶるちゃ~~~~ん!! ひっさしぶり~!!」
「誰? あのオネェ系。」
「入院してる時、一緒だった人だよ。」
キキーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!
「じじい、あぶない!!」
「車が!!」
「ぶつかるーーーー!!」
「ぶるーたすーーーー!!」
「チクショー、どうすりゃいいんだ!?」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! じじいぃぃぃぃ!!」
「とりゃあ!!」
ゴォォォォォーーーーーーン!!
「これはえらいことになった……。」
「なんでどっちも吹っ飛ばしたの??(笑)」
「大丈夫かのう?」
「あぁ、やっちゃった。」
「車が炎上しちゃった!!」
「わーい。わーい。運転手だいじょうぶかな??」
「あ・・・・・・。」
「あ・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「こ、こ、こ、こ、こ、こ・・・・・・。」
「こんがり焼きあげた、ジェームス!!!!」
おわり