

「なんだよ。こんな時間に。さみぃー…」

「いいじゃない。たまには付き合ってよ。」

「…チッ。めんどくせー。」

「ついたわ。」
「海かよ。さみぃーよ。」

「見て。星が綺麗でしょ。」
「………。」

「気づけばもう冬なのね。」
「…あぁー。さっみぃ…」

「冬の星座って知ってる?!」
「………。」
「教えてあげる。見てあそこ」

「この3つの星を線で結ぶと三角形になるの。
この星は正三角形に近くて、
その中に淡い天の川が横断しているの。」

「ふぁぁぁ~あ。」

「これが冬の大三角形と言われているのよ」

「んーっ」
「綺麗よね。あとね!あとね!!」
「さっきの三角形の周りを見て。
こいぬ座から時計回りにふたご座のポルックスとカトル。
ぎょしゃ座のカペラ。おうし座のアルデべランに、オリオン座のリゲルがあるわ。」

「こっちも線で結ぶと大きな六角形になるのよ」

「これを冬のダイヤモンドっていうの。」

「………。」

「あっ!流れ星。お願いお事をしなきゃ!!」

「サギーとずっと一緒に入れますように。サギーとずっと…あぁぁ~。」

「あーっだめだった。3回願いを言うなんてムリよー!!」

「もう一回流れないかな!」

「次こそは絶対に言うんだからっ!!!」

「ハッ…ハッ…ハックション!!!!!」

「ぅ~。ちょっとサムイね。あれ?!え!?サギー!!?」

「…ん。帰ろ」

「うんっ」
シナリオ:好村 俊一
イラスト:好村 俊一
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