1.遭難者
2.ユグドラシルとは
3.ユグドラシルの語源
4.ユグドラシル第一層目
5.ユグドラシル第二層目
6.ユグドラシル第三層目
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雑学を楽しもう。毎週月曜日コラム更新中。
シナリオ・イラスト// 福尾 雄太
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1.遭難者
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2.ユグドラシルとは
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3.ユグドラシルの語源
4.ユグドラシル第一層目
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5.ユグドラシル第二層目
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6.ユグドラシル第三層目
ここは、「みらいTV」。
したっぱ七福神のいえろさんと、だいちゃんは、
今日もここでアシスタント・ディレクターのアルバイトをしていました。
「ふぅー……。バイトつかれた。」
「そろそろ、アシスタント・ディレクターのバイトも飽きたね……。もっと上を目指したいよ。」
「だいちゃん、5歳なのにしっかりしてるね。」
「それにしてもバス、遅いねぇ。」
「そうだね。遅いねぇ。」
「もう、かれこれ、3.6キロ秒…。つまり1時間は、待ってますからね。」
「いつからいたの?」
「つい1ナノ秒前から居ましたよ。」
「よ、お待たせ。」
「いや、誰だよ。」
「なんだよ、冷たいな。
第40話
で村まで送っていっただろ?」
「俺なら、ひとっ飛びで街まで連れてってやるぜ! バスで帰るよりも速ぇーぞ!」
「乗ってほしいの?」
「ったく、しゃーねーな。しっかりつかまってろよ。」
「はーい。」
「キーーーーーーーーーーン!!」
「あ! 誰かいるよ!」
「なんだ? こんな砂漠のど真ん中に。遭難者じゃないのか? 」
「そうみたい。」
「いやー。たすかりますわ。ちょっと、道に迷てしまいましてん。」
「ちょっとじゃないだろ……。よし、街まで連れてってやるぞ。」
「キ――――――――ン!!!!!!」
「風速500キロメートルは出してますね。」
「あ! また誰かいるよ!」
「なにっ!? また遭難者か!?」
「いや、人じゃないみたい。」
「チョーーーナイスタイミーーング!! ちょうど困ってたとこなのウィーー。」
「うわ。超チャラい……。」
「カニエ・ウエストの来日イベントで、クラブ行った帰りに、道に迷っちゃってさーー。」
「そのツラでクラブに行ったのか……。」
「キーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!」
「あ!」
「今度はなんだよ。」
「あれは何!?」
「うわー! なんだありゃ!?」
「いってみようよ!」
「かわうぃー子いるんじゃね?」
「うわー! でけぇー木。」
「推定樹齢、2テラ年……、つまり2億年ってとこですかね。」
「意外と、入口がわかりやすい。」
「とりあえず、中で休憩しようぜ。」
「ふぅー。疲れた……。これじゃ足が何本あっても足りないぜ……。」
「あ! エレベーターがある。」
「おーい。ええ加減自分で歩いきなはれや。」
「グ、・・・もう一杯飲んでから・・・・・・。ヒック・・・・・・。」
「お酒臭いよー……。」
「いらっしゃーい! ユグドラシル・テーマパークへようこそ。」
「入場料かかるの?」
「なんだ? パーティーか?」
「おう。みんな、ひさしぶり。」
「池内先生!」
「元気かいな?」
「ここでなにしてんの?」
「じつは、小説家から転職して、入社まで休みなんやんか。だから、ぶらっと立ち寄っただけ。」
「こんな砂漠にぶらっと??」
「ねぇ、ユグドラシルってなぁに??」
「ユグドラシルってのは北欧神話に登場する大樹のこと。現実世界でいうと、宇宙にあたる存在やな。ユグドラシルは大きく3層に分かれてて、全部で九つの世界があるっていう。」
「先生。さすが物知りー。」
「ここは、北欧神話をもとに、ユグドラシルを再現した施設なんだよ。」
「つまり北欧神話では、すべての生命はユグドラシルに住んでるわけで。だから、英語では“World Tree”、日本語では“世界樹”って言われてるっていう。」
「ちなみに、俺らが今いるのが“ミズガルズ”という世界。ユグドラシルの中央付近。九つの世界のうちのひとつで、ここに俺ら人間は住んでるっていう。」
「ミズガルズというのは現地発音で、英語ではMidgardと書くんだ。つまり、『中央の囲い』という意味なんだ。」
豆知識
豆知識
「“ユグドラシル”という名前は、”オーディンの馬”という意味。
オーディンは北欧神話の最高神で、戦争と死の神。それでいて魔術や知識に長けていて、新たな知識を得ることにも貧欲っていう。」
「”ygg”が、”恐るべき者”。”drasill”が、”~の馬”という意味の古ノルド語なんだ。」
「ちょっと、余談。
じつはオーディンは、とっても身近な英語の語源になってるよ!!さぁ、一体何だと思う??」
「んー……、『おでん』!」
「んー。『おじや』」
「ぶー。英語だってば。」
「正解は、『Wednesday』だよ。意味は、”オーディンの日”という意味なんだよ。オーディンは、現代は"Odin"と表記されるけど、もともとアングロサクソン人が使っていた古英語形は、"Woden"なんだ。」
「へぇ。知らなかった。でも、なんで水曜日が”オーディンの日”なのさ?」
「もともとローマ歴で水曜日は、”マーキュリーの日”とされていたのが理由だよ。
マーキュリーは、ローマ神話に登場する商業や旅人の神。
マーキュリーもオーディンも知恵と計略に長けていることから、英語圏では、この2人は同一視されてたんだ。」
「”Wednesday”に、発音しない『d』が入っているのは、”Woden”の名残りらしいで。」
「あー!そうなのか!」
「ほかにも、曜日をあらわす英語は、みんな神様の名前が語源だから、調べてみてね。」
豆知識
豆知識
「じゃあ、オイラがユグドラシルを簡単に案内するよ!」
「おう! サンキュ!」
「楽しみでんなぁ。」
「上で、ツアーガイドがもう一人待ってるよ。」
「ここが、ユグドラシルの頂上部になる第一層目だよ。
第一層目には、アース神族の国アースガルド、ヴァン神族の国ヴァナヘイム、 妖精の国アールブヘイムの3つの世界があるよ。」
「つまり、神が住んでるってことか。」
「はぁ。結婚したし、そろそろ保険のこと考えなきゃな……。はいどーも!キノスです!」
「ここからは、ぼくたち2人で案内するよ。」
「みんな、今日はラッキーだよ。今日は特別に、神オーディン様が会ってくれるってさ。」
「マジで!? ホントに会えるの?」
「ここが、オーディン様のお部屋で―す。」
「おおー!!」
「わくわく♪」
「ピンポーン! 失礼しまーす。オーディン様ー。」
「うぉー。キンチョーするぜ……。」
「なんなん??」
「・・・・・・。あ、いえ、その・・・・・・。」
「・・・い、今、お客さんが来てまして・・・。」
「だからって、人ん家に急に来てさぁ。しかも、こんな大勢でさ。
こっちはプライベートないやん。事前に行ってくれんと困るわ。」
「はい。」
「うん。じゃあ、まだ髪乾かしてないから、また後で来て。」
「は、はい。かしこまりました。」
「・・・・・・。」
「今の、ギャグかな?・・・・・・。」
ユグドラシルの豆知識
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「・・・・・・。」
「なんとなく、俺と同じにおいがしたな……。」
「第二層目はさっき説明した、人間の国ミドガルズ、巨人の国ヨーツンヘイム、小人の国ニダヴェリール、黒い妖精の国スヴァルトアールブヘイムの4つの世界があるよ。」
「今から、黒い妖精の国スヴァルトアールブヘイムに行ってみましょう。」
「こんなところでーす。」
「うわ。ジェームスがいっぱい。」
ユグドラシルの豆知識
ユグドラシルの豆知識
「下へまいりまーす。」
「んで、第三層目は、死の国ヘルベイム、氷の国ニブルヘイムの2つの世界があるよ。」
「なんにもないな・・・。」
「これら、九つの世界を守っているのが、ユグドラシルなんだよ。分かってくれたかな?」
「おう。」
「今日は、来てくれてありがとう。」
「おう。楽しかったぜ。」
「また会えるよね??」
「当たり前だよ。ずっと友達だ。」
「さてと、ちゃんとつかまってろよ!!」
「はーい。」
「たのしかったね。」
「クラブより盛り上がったぜ!!」
「なんか、忘れてるような・・・・・・。」
「おい、忘れてるし。」
「踏んでる・・・・・・。。」
おわり。
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また来週も見てね
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