
金太郎にはいくつも伝説が存在するが、
静岡県駿東郡小山町の金時神社(金太郎が祭られている神社)に記されたものによると、
天暦10年(956年)5月に誕生したという。
彫物師十兵衛の娘、八重桐(やえぎり)が京にのぼった時、
宮中に仕えていた坂田蔵人と結ばれ懐妊した子供とされる。
つまり金太郎は、…
坂田九蔵人の子ども、坂田金時だと言われている。
それでは、はじまりはじまり~

むかしむかし、あしがら山の山奥に、金太郎という名前の男の子がいました。
【あしがら山(金時山)】:ashigara yama
足柄山とは神奈川県と静岡県にまたがる山。金太郎の生地とされる。
かつてこの山は、山の形から猪鼻嶽(いのはなだけ)と呼ばれていたが、
坂田公時(金太郎)がこの山で山姥に育てられたという伝説から、
江戸時代の後期に金時山と呼ばれるようになった。

金太郎の友だちは、山の動物たちです
金太郎は毎日毎日、動物たちとすもうをして遊んでいました。
「はっけよい、のこった、のこった」
「金太郎、がんばれ、豚…いや!タタリ豚も負けるな」
だけど勝つのはいつも金太郎で、
大きな体のタタリ豚でも金太郎にはかないません。

「こうさん、こうさん、金太郎は強いなあ。でも、次は負けないぞ」

今度は、つな引きです。

金太郎一人と、山中の動物たちの勝負です。

動物たちの中には、体の大きなタタリ豚や大きなクマもいましたが、
金太郎にかないません。

「つな引きも、金太郎の勝ち~!」
なんとも大変力持ちの金太郎ですが、強いだけでなく、
とてもやさしい男の子です。

旅の途中で、イヌに出会いました。
ある日、タタリ豚の背中に乗って山道を行くと、
谷のところで動物たちが困っていました。
「どうしよう? 橋がないから、向こうへわたれないよ」
「よし、ぼくにまかせておけ」

金太郎は近くにいる大きなクマを見つけると、
「よし、ちょうどいい大きさだ」
と、いって、

その大きなクマに闘魂ビンタをしました。

バチーン!

すると大きな木は簡単に折れてしまい、
金太郎がそれを持ち上げて谷にかけると、
あっという間に一本橋の出来上がりです。
「わーい。どうも、ありがとう」
動物たちは大喜びで、金太郎のつくってくれた橋を渡りました。

その後、強い力とやさしい心を持った金太郎は、大手会社トマト建設に入社し、

来る日も来る日も、難しい仕事をこなすサラリーマンとなった金太郎
【サラリーマン】:salaryman
サラリーマン(和製英語 :salaryman, 会社員)とは、
給料で生計を立てている人である。
また、所得税法上の「給与所得者」を指すこともある。
この言葉は戦前からあり、
戦前は月給制で給料をもらえる者はホワイトカラーに限られたため、
この言葉は今も「ホワイトカラーの月給取り」を指すのが普通である。
サラリーマンという場合には特に男性を指し、
会社員という場合には男女の区別なく使われることが多く、
女性に限定する場合はOLやキャリアウーマンという。

とある日、いつものように帰る時刻23:00。

『おい!俺と勝負をしろぉおおお』
と、やさぐれたサラリーマンが喧嘩を売ってきました。

よおし、いいよと言わんばかりに街中で相撲をとる二人。

やはり、金太郎は強い。
でも、なにか忘れかけたものを二人は取り戻した様子。

勝敗なんて関係ありません。
二人は泣きあれました。

その後、二人は意気投合し、

夢を語りあう二人。

そして…、

金太郎はそのおじさんのヒーローとなりました。

シナリオ:好村 俊一
イラスト:好村 俊一
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