第1章 プロローグ
第2章 仙人登場
第3章 まつたけの歴史その1
第4章 まつたけの歴史その2
第5章 みね子は突然に
第6章 エンディング
⇒ページ先頭へもどる
⇒TOP
秋は夕暮れ
第1章 | 第2章 | 第3章 | 第4章 | 第5章 | 第6章





雑学コラム 奈良時代の歌人
ぐりりん「紙芝居面白かったね。」
だいちゃん「だね。」




雑学コラム 奈良時代の歌人
ぐりりん 「いっぱい笑ったらおなかすいちゃった。」
だいちゃん「だね。」








秋の食にまつわる雑学
ぐりりん 「いいにおいする。」
だいちゃん「だね。」








秋の食にまつわる雑学
ぐりりん 「……。」
だいちゃん 「だね。」









秋の食にまつわる雑学
ぐりりん 「いや、言ってない。」







秋の食にまつわる雑学
だいちゃん 「あ!! 松茸!!」
ぐりりん 「聞いてない……。」



ぐりりん 「待ってーーーー!!」










秋の食にまつわる雑学
だいちゃんだいちゃん 「うわーーーー!! すごい数だよー。見て、ぐりーんまん!!」
ぐりりん「ぐりりんです。ほんとだ!! 全部松茸だ。」
ぐりりん「なんか、書いてあるよ……。」







秋の食にまつわる雑学
マツタケ(松茸、Tricholoma matsutake(S.Ito et Imai) Sing.)は キシメジ科キシメジ属キシメジ亜属マツタケ節のキノコの一種。 養分の少ない比較的乾燥した場所を好む。 秋にアカマツやコメツガ、ツガ、ハイマツ、エゾマツ、まれにクロマツなどの 単相林のほか針葉樹が優占種となっている混合林の地上に生える。 マツタケの仲間にはよく似たキノコが多数確認されており、採集、分類、購入の際には十分注意を要する。


秋の食にまつわる雑学
だいちゃん「学名も、"matsutake"って入ってる。」








秋の食にまつわる雑学
??? 「そうだよーん。日本人のマツタケへの愛着・研究から学名に(Tricholoma matsutake)と日本語が使われるようになったのんのん。」








秋の食にまつわる雑学
だいちゃん「いいにおいだなぁ。」







秋の食にまつわる雑学
??? 「松茸は、マツタケオールによる独特の強い香りを持ち、日本においては食用キノコの最高級品に位置付けられているのんのん。」





秋の食にまつわる雑学
だいちゃん「へぇ~。」






秋の食にまつわる雑学
だいちゃん「てか。ぐりりん、喋り方きもちわるいよ。」
ぐりりん「ぼ、ぼく、何もしゃべってないよ。」




秋の食にまつわる雑学
だいちゃん「え・・・。」  


 






秋の食にまつわる雑学
だいちゃんぐりりん「・・・・・・。」





秋の食にまつわる雑学
まつたけ仙人「松茸仙人だーよー。」








秋の食にまつわる雑学
だいちゃんぐりりん「・・・・・・。」









秋の食にまつわる雑学
まつたけ仙人「松茸のことなら、なんでも知ってるよー。」


秋の食にまつわる雑学
だいちゃんぐりりん「・・・・・・。」


秋の食にまつわる雑学
まつたけ仙人「えー松茸は、日本では縄文時代から―――。」


秋の食にまつわる雑学
だいちゃん「ちょ、ちょっと待って!! なんでちょっと語ろうとしてんの?? 興味ないから!!」


秋の食にまつわる雑学
まつたけ仙人「・・・・・・。」


秋の食にまつわる雑学
だいちゃん 「行こう!! ぐりりん!!」
ぐりりん「う、うん……。」

秋の食にまつわる雑学
まつたけ仙人「・・・・・・。」
ぐりりん「ま、まだ、こっち見てるよ……。」
だいちゃん「だめだよ。ちょっとかわいそうだけど、お母さんが、変な人は無視しなきゃだめだって言ってたんだ。」
ぐりりん「なるほど。そうだね。」







秋の食にまつわる雑学
まつたけ仙人「・・・・・・(泣)。」





まつたけ
??? 「あ、あのー。」
まつたけ仙人「・・・・・・?」

うさみね子「その話、聞かせてもらえませんか??」




まつたけ

まつたけ仙人「もちろんですともー。」





まつたけ
まつたけ仙人「日本のキノコ食文化の歴史は古くてね、縄文時代中期(紀元前2000年頃)の遺跡から、 縄文人がキノコを食物として利用していたことを示す遺物(キノコ形土製品)が多数発見されていて、 岡山市の弥生時代の百間川・兼基遺跡から、マツタケを模した「土人形」が出土しているのです。」



まつたけ
うさみね子「えー!!松茸の人形ですかぁ??」

まつたけ
まつたけ仙人(な、なんて、いいリアクションなんだ……。)

まつたけ
まつたけ仙人「さらに、日本書紀には応神天皇に「茸」を献上したことが記されてるのです。 万葉集には奈良の高圓山のマツタケの短歌が載ってるのです。」

まつたけ
うさみね子「へぇ~。あの万葉集にもですかぁ~??」

まつたけ
まつたけ仙人(なんて、素敵な笑顔なんだ……。)










まつたけ仙人
まつたけ仙人「平安時代になると当時の貴族が松茸狩りを季節の行事として楽しむようになって、 古今和歌集、古今集などにもしばしば松茸の歌が詠まれているのんのん。さらにさらに、安土桃山時代になると、武士も松茸狩りをしていた様子が記録として残されてて、 江戸時代になると一般の人たちも松茸を食べていたのです。」








まつたけ仙人
うさみね子「へぇ~。江戸時代になって、私たち庶民のもとに帰ってきたんですね。」







まつたけ仙人
まつたけ仙人(あぁ~。なんて、いいにおいなんだ……。)







まつたけ仙人
まつたけ仙人「そんな松茸ですが、日本人以外の人々にとって、松茸の臭いは、耐えがたい程の悪臭であるようです。ヨーロッパで松茸を食べるときは、オリーブオイルを大量に使って臭いを消します。 また、生物であれば何でも食用にしてしまうと言われている中国の人々でさえ、この松茸は悪臭であり、食べることはなかったと言われてるんですな。」







まつたけ仙人
うさみね子「へぇ~。すごいですね。」






まつたけ仙人
まつたけ仙人(あぁ~。めちゃくちゃにしたい……。)





まつたけ仙人
そして、あたりは少しずつ暗くなり……。









まつたけ仙人
まつたけ仙人「あの……、ところで、お名前は、なんというのですか??」








まつたけ仙人
うさみね子「それは、言えません。」








まつたけ仙人
まつたけ仙人「どうしてなのですか??」








まつたけ仙人
うさみね子「それは……。」




まつたけ仙人
プルルルルル……プルルルルル……

まつたけ仙人
うさみね子「ごめんなさい。ちょっと向こうで電話してきますね。」



まつたけ仙人
まつたけ仙人「はい……。」



まつたけ仙人







まつたけ仙人
まつたけ仙人「彼氏。いるのかな……。」





まつたけ仙人





まつたけ仙人




まつたけ仙人「しかし、遅いなぁ……。」




まつたけ仙人




まつたけ仙人「!!!!!!」






まつたけ仙人
松茸仙人は、自慢の松茸がすべて無くなっていることに気付いた……。







まつたけ仙人




まつたけ仙人「まさか、彼女は……。」




まつたけ仙人




まつたけ仙人「彼女が、怪盗だったとは……、まったく気付かなかった。私はすっかり盲目になっていたようだ。」



まつたけ仙人




まつたけ仙人「だが、彼女にはひとつ誤算があった……。」



まつたけ仙人




まつたけ仙人「私が、彼女に恋をしたことだ……。今度は私が、彼女を盗んでしまいたくなった。それは、遊びではなければ本能でもない。ただ……、私の松茸が彼女を求めてしまったのだ……。」





まつたけ仙人




まつたけ仙人「そう……、それはまるで……、日本人の松茸への愛が、すでに遺伝子に刻印されているのと、おなじように……私の松茸に刻印されてしまった。」





ありがとう

シナリオ:福尾 雄太
イラスト:好村 俊一

⇒TOPへ